檸檬の備忘録

私の言語と感情を詰め込んだ、自分のため誰かのための備忘録

9月の本 エッセイを中心に

こんにちは、檸檬です。

 

本日は、最近読んでいる本をいくつか紹介します!

 

私は、韓国に住んでいるので日本の本を集めるのがなかなか難しいです。

 

今日紹介するものはアマゾンの中古で購入し、家族から日本の食料などと共に送ってもらいました。3か月に1度くらいの韓国への仕送りです(笑)

 

 

 

最近はエッセイを読むことが多いです。

なんだか心が疲れているときとかって小説の世界に入り込むのでさえ集中力が切れちゃいそうで。

そんなときにサクッと読めて温かい気持ちになれるエッセイが好きです。

 

ブログを始めたからでしょうか。何気ない日常に寄り添ってくれるような、誰かの生活記録の中から自分にも通ずる部分を探し、自分の中で忘れ去られていた気持ちにふっと戻してくれるような感覚になれる本を求めています。

 

 

ひとつめ。

 

吉本ばなな(1997)『日々のこと』

 

私の一番好きな作家である吉本ばななさん。

初めて読んだ『アルゼンチンババア』は驚いた。読んでいくうちに自分の小さいころを思い出し懐かしい気持ちにさせてくれる。ばななさんの作品は何気ない日常から自分の深い暖かいところにある思い出せなかった思い出や感触を引っ張り出してきてくれるパワーのある作品がたくさんあると思う。

 

『日々のこと』は、ばななさんの20代の日常を愛おしさたっぷりと書き綴ってくれた作品。周囲の人との出来事やその時思ったことが大切に記録してしてある。

 

 

 

ふたつめ。

 

いとうあさこ(2017)『あぁ、だから一人はいやなんだ』

 

お笑い芸人のいとうあさこさんが日々の出来事をおもしろおかしく書いたエッセイ。毎回おわりに<今日の乾杯>コーナーがありお酒と最高のおつまみが載っているのが楽しい。いとうあさこさんの昔話やイッテQの裏側、オアシズの大久保さんとの話などが盛りだくさん。あさこさんの人間性がかわいらしいと思った本。

・・・日本酒ロックが飲みたくなる。

 

 

 

みっつめ。

 

高山なおみ(2020)『帰ってきた 日々ごはん⑥』

 

大人気、日々ごはんシリーズ。なぜ「帰ってきた」から、しかも「⑥」から読んでるのかは謎。たまに誰だかわからない人、本、会社?が出てくる。あたりまえだ。

まだ読み途中ですが、これこそ純日記だ。

その日の食事を中心に生活について書かれた本で、特に空の描写が素晴らしい。特にお気に入りなのは佐渡島に行った話で、現地の島の人々の生活と自然の空気感がマッチして泣けてくる。

 

 

 

 

以上3冊。なんだか似たり寄ったりな雰囲気だけれども全部好き。

 

これまでの私は、自分の感情に向き合ってあげられなかったから孤独を感じ、怠惰な毎日を過ごしていると思っていたんだ。

 

スマホから見る大量の情報を目だけで察知し、頭で考えることをしなくなった日々。

たまに勉強に向き合い、頭を使ったかと思えばまたスマホの世界に戻ってしまう日々。

 

この両極端な脳みその使い方ではなく、生活の中で自分の感情のトレーニングをし、見たものから美しさを感じることをもう一度取り戻したい。

 

毎日忙しく、目まぐるしく動く日々に憧れていたけれど、今という瞬間に目を背けずに自然を、様々な現象を、眼に取り込んで自分の頭で考え、心で感じる習慣を身につけていきたい。

 

そんな風に思いました。

 

 

 

今日も読んでくれてありがとうございます。

コメント大歓迎です!

では、また!