檸檬の備忘録

私の言語と感情を詰め込んだ、自分のため誰かのための備忘録

今日見た韓国という国

こんにちは、檸檬です。

 

 

きのこ帝国を聴きながらブログを書いています。

 

ソウルの自宅に戻ってきて一日が経った。

あーあ、戻ってきちゃったなって感じ。

 

 

今日は大学に提出する書類を住民センターに取りに行ったり、納付期限が過ぎてしまった健康保険の支払いをしたり、食料品や日用品の調達をしたり、道で指導教授とばったり出くわしたり、ピーマンの肉詰め作って、一か月置いて行った観葉植物が茶色くなっていた日だった。

 

 

私はこれまで韓国生活を2回したことがあり、今回で3回目だ。合計すると大体2年くらいこっちにいるのだけど、韓国という国を私はなんと表現したらいいんだろうと考える。

 

 

 

この前日本で温泉に行った際に小学生の女の子と仲良くなっていろいろおしゃべりしたことがあった。

 

 

「私は神奈川から来たの!お盆だからおばあちゃんのおうちに泊まってるの。」

 

「神奈川か~!遠いところから来たんだね。お姉さんも遠くから来たんだよ。」

 

「え~!どこどこ?北海道?沖縄?」

 

「お姉さん、韓国から来たの。」

 

「え~~!? 韓国!? 日本人だよね? 韓国に住んでるの?」

 

「そうそう、向こうでお勉強してるんだ。」

 

「留学ってこと?」

 

「そうそう!! (留学ってことばがすぐ出てくるなんて賢いな)」

 

「ねえねえ、韓国ってどんな国?」

 

 

 

「え?」

 

 

 

韓国って、、、どんな国だ????

一瞬思考が止まった。

 

2年間も韓国に住んでいて、韓国語を専攻しているのに何一つ説明できないのだ。

 

 

「そ、そうだね。日本と似ているけどちょっと違う国かな。」

 

 

私のこのあほ丸出しの回答に女の子はこれ以上聞いてこなかった。

 

「怖い国ではないんだよね。」

 

「うん、怖くないよ。」

 

子どもの無垢な質問に全然答えられないのだ。

 

 

 

大人に「あなたが思う韓国とはどんな国ですか?」と質問されたら

 

「日本の隣国ではありますが、文化や社会の在り方が日本とは少し異なる、人情あふれる国です。」 と、テンプレートかのように答えるだろう。

 

しかし、その内容も実に薄っぺらく深堀されると何も答えられない。

 

つまり自分には韓国という国がよくわかっていないのだ。

 

なんなら、日本のほうが説明できないし。

 

元々、社会や経済、歴史などに疎く勉強もちゃんとやってこなかった。

 

ただ、住んでいるからこそわかる韓国の特徴やそれを自国と比べて日本に対する理解を深めていくことだってできるだろう。

 

でもやっぱり、韓国という国をよくわかっていない自分がいる。

 

 

だから、今日から意識して韓国を観てみることにしてそれを少しずつこの場で発信できたらいいなと思う。

 

ということで新コラム「韓国、檸檬的視点」を始めます!!!!!!

 

私が見た韓国というところを等身大に考え、体験談を少し深堀していくことで国柄を紐解いていって、韓国っていったいどういうところなんだろう?ということについて自問自答していくことにする。

 

そしてこれを読んでくれる人にも知ってもらえたらなお嬉しい。

 

 

 

ここまでで結構な文字数を書いてしまって皆さんを疲れさせてしまっていると思いますが、今日私が感じたことについて書いて終わりにするね。

 

 

① 道が汚い、空気が汚い

 

韓国に来て一番最初に思ったこと。初っ端にネガティブなことをもってきちゃった(笑)

韓国では日本のようにごみを集める場所がなく、家の前や道に捨てる。また喫煙所がなく道全体が喫煙所でたばこの吸い殻があらゆるところに落ちている。さらには、ペダル(ウーバー的な宅配)ヘビーユーザー国なのだが、容器を洗わない状態で(なんなら残飯そのまま)道に落ちている。

こんな感じでとにかく道全体がごみ箱状態でルンルンで歩くこともできなければ、思いっきり深呼吸をすることもできない。

 

 

 

② クールな人が多い

今日、住民センターに住民票を取りに行った時の出来事。

 

「こんにちはー出入国事実証明書を受け取りに来たんですけどー。」

 

「・・・・・・外国人登録書出してください」

 

書類発行後

 

ばさっっ(書類を出す)

 

「ありがとうございまーす。」

 

「・・・・・・」

 

必要最低限の会話のみ。そしてもらった書類がちがう(笑)

もう一度住民センターに訪問し、違う書類だということを伝えても謝罪はなく、新しく発行するのみ(笑)私の伝え方が悪かったのかなとも思ったが、しっかり伝えた自信がある(笑)

 

日本だったら、こちらが間違っていたとしても「大変申し訳ございません、至急新しいものをお渡しします。」などと丁寧に対応するだろう。

 

ただ、どっちがいい悪いではなくこれも国柄だなと思った。

 

何に対しても丁寧だが心のうちはわからない日本と、淡々と業務だけをこなし不要な愛嬌をふりまかない韓国。

 

韓国でももちろん温かく接客してくれる人はいるし、今回対応してくれた人だって普段は優しい人のはずだ。飲食店のおばちゃんや市場のおばちゃんなどちょっとでも仲良くなると人情深く接してくれることもある。

 

ただ、韓国では業務上のやりとりに関してはそんなに心を込めて接客などをしないのだ。お互いクールな関係でやっていこうぜ、というスタンスだと受け取った。

 

 

 

私は、韓国のこういうところが好きだったりする。