檸檬の備忘録

私の言語と感情を詰め込んだ、自分のため誰かのための備忘録

光化門へ

こんにちは、檸檬です。

 

 

先日、ソウルの中心地である光化門に行ってきました。

 

お目当てはソウル歴史博物館。

最近、近代韓国文学について勉強をし始めたことで韓国の歴史の知識が皆無なことを突き付けられたので、歴史を学びなおそう!ということで博物館へ行ってきました。

 

今でも思い出すような快晴の日

ソウル歴史博物館

一応、大学院生をやっていますが、基礎的な勉強や教養知識にめっぽう弱く非常に情けない限りです。特に歴史、地理は大の苦手。

 

日本の歴史でさえちゃんと知らない私が韓国の歴史についても理解できているわけでもなく…お恥ずかしい話ですが展示をみても何が何だかわからないことも多かったです。

 

 

 

展示は第1ゾーンから第5ゾーンまで分かれていました。

最初は写真を撮っていいのかわからず、、、

なんとなく撮ったものもありますが、よくわからなかったのでお見せできる写真がないです。

 

第1ゾーン:朝鮮時代のソウル

首都漢陽の建設から繁栄の歴史が展示されていた。

第2ゾーン:開港、大韓帝国時代のソウル

世界に門戸を開き近代的な都市へと変貌していく姿が見られた。

第3ゾーン:日帝強占期のソウル

ちょっと覚悟が必要だと思っていたが植民地の歴史が想像よりもライトにあらわされていた。しかし事実はしっかりと記録されている。

第4ゾーン:大韓民国の首都ソウル

朝鮮戦争(韓国では6.25戦争という)とその後の経済開発により急激な現代化を遂げた韓国と首都ソウルの変貌をみた。

第5ゾーン:都市模型映像館

ソウル市の模型や食堂、アパートのジオラマがあった。

 

 

うーーん。圧倒的に自分の知識不足。わからないことが多すぎた。

が、まずは足を運んだという一歩に拍手。

 

 

その後、博物館で芸術祭?の展示会も同時に行こなわれており、そちらも見てきました。

 

이것 역시 지도(これ やはり 地図)

 

ソウル市内の美術館で開催されている展示会。

このMAPをもとに光化門付近にある2つの展示会に行ってきました。

 

1つ目のソウル歴史博物館の展示は、 Jesse Chunという芸術家の展示でした。

なんだか写真を撮るのさえ忘れてしまうほどの美しさでした。

ほんとに写真ないです。(笑)

 

月と言語、そして人種がテーマになっていたと考えます。

 

残念ながら作品に込められた意味はくみ取ることはできず、'Don't think. Feel.'の精神で鑑賞してきました。

 

一番印象的だったのが、大きな画面に映し出される天体と韓国人女性の踊りとの理解不能な映像が連続し、頭上には息交じりの声がスピーカーで流れている作品。

 

 

解説を読んでみたところ、

アメリカでアジア女性への人種嫌悪的犯罪が急増し、全世界的なパンデミックと武器化された言語と暴力が相次いだことからアメリカの宇宙軍が火星と月のような天体を植民地化するとことにした、といういまいちよくわからぬことが書かれていた。

韓国女性の月踊りを脱植民地的隠喩の慰めとして用い集団沈黙の怒りを表す手段として与え、言語暴力と支配を無力化させるための作品だという。

 

 

 

 

頭を使ったので遅めのお昼を食べて移動!

博物館近くの食堂へ。味噌チゲが美味しかった。

外食でしか摂れない魚からの栄養

 

 

光化門はいろいろな展示施設があり、寄り道。

「ハングルの日」が近いのでハングルにちなんだ展示会を覗く。

気に入ったハングルをもらうこともできる

 

 

 

次の会場「ソウル市立美術館」へ到着。



ダイジェストにいろいろ貼っていきます。

 

 

本当にたくさんの展示をひとつひとつ見た中で私が感じたことは、

現実と非現実をつなぐ線が人の息、命であるということです。

 

 

ちょっと、いやだいぶ、自分でも何言っているのかわかりません。夜中の一時なので許してください。(笑)

 

抽象的な空間と私たちの生きる現実、そしてそこで起きる人種差別や環境汚染などを始めとした地球規模の様々な問題たち。それらをつなぐかのように詩的で芸術的な創造とひとりひとりのアイデンティティの模索過程が時空を超え、揺らぐふたつの空間の橋渡しとして確かに機能しているのを感じることができた不思議な感覚になりました。

 

これだ!という確かな自覚はなく、ゆらゆらと何かを探し求めているような浮揚感覚に浸ってしまいます。

 

 

外を出るといつの間にか夕方。

 

 

 

 

美術館を満喫し、駅に向かうと梨泰院事故の犠牲者の方々の合同焼香所があったので手を合わせてきました。もう一年になるんですね。

 

 

 

 

こんな感じで歴史、芸術を巡った日のまとめでした。

なんといっても光化門という場所が非常によかったです。

韓国らしい歴史と伝統、人の活力が顕在する地です。

また、散策しに行こうと思います!

 

 

 

 

おまけ

 

美術館前のにゃんことマックのごみ。

猫は誰かからもらったごはんを食べていました。

ごみは、綺麗なものをたくさん見たあとということもありなんだか悲しくなった。

 

 

 

今日も読んでくださりありがとうございました!

コメントも大歓迎です!

では、また。